がんばらなくていい相手が一番!自然体で結ばれる大人の婚活術

婚活という言葉を聞くと、「自分を良く見せなきゃ」「年齢的に厳しいのでは…」と気負ってしまう方も少なくありません。
でも実は、婚活でうまくいっている人の多くは、がんばらずに“素の自分”で出会っているのです。

特に50代や60代の婚活では、「条件がいい人」よりも、「気を使わずにいられる人」を選ぶことが、結婚後の満足度につながるという傾向があります。

この記事では、自然体で婚活を進めるための考え方や、心が楽になる出会い方を、4回シリーズの2回目として、実例とともに詳しくご紹介します。

 

 

目次

なぜ「がんばらない婚活」がうまくいくのか

 

よく見せようとする努力が裏目に出ることも

 

たとえば、初対面で相手に気に入られたいと思って、「本当は話すのが苦手だけど、頑張っておしゃべりを続ける」ようなこと、ありませんか?
または、普段は和食派なのに「ワインが好きです」と話を合わせてしまったり。

こうした努力は、一見「頑張っている」ように思えますが、ずっと続けるのは大変です。
お付き合いが進むほどに、自分らしさが出せず、無理が生じてしまうことも。

実際に、当相談所で活動していた50代の女性は、「最初は自分を大きく見せようとして疲れたけど、“そのままの自分”で接するようになってから、自然に会話が続く相手と出会えました」と話していました。

年齢を重ねた婚活で大切なのは「安心感」や「価値観の近さ」

 

リクルートブライダル総研の調査では、50代以上の男女が結婚相手に求めるものとして、「一緒にいて落ち着くこと」「価値観が合うこと」が上位に挙がっています。

これは、若いころに比べて「ときめき」より「穏やかさ」や「分かり合えること」が重視されるようになってくるからです。

たとえば
● 夕飯を食べながら、テレビの旅番組を見て「ここ行ってみたいね」と言い合える
● 疲れているときに、何も言わずそばにいてくれる
● 休みの日に、何をするわけでもなく一緒にスーパーに行ける

そんな関係を心地よいと感じる方が、年齢とともに増えているのです。

 

 

「いい人探し」より「いい空気探し」へ

 

条件で選ぶ婚活の落とし穴

 

「年収が○○万円以上」「背が高い人」「大卒以上」など、プロフィール上の条件に目が行きがちです。
もちろん、それも大事な要素のひとつですが、「条件がいいから幸せになれる」とは限りません

実際に、60代の男性と成婚した方の中には、「相手は私の理想の条件ではなかったけれど、一緒にいてほっとできた」と話す方が多くいます。
逆に、「条件は完璧だったけれど、会話がかみ合わなかった」「常に気をつかって疲れた」というお声もあります。

相手の外側よりも、「この人と一緒にいたい」と思える気持ちのほうが、ずっと大事なのです。

 

 

「この人、合うな」と感じるときのサイン

 

では、どんな相手が「空気が合う人」なのでしょうか?
こんなふうに感じる相手は、あなたにとって居心地のいい人かもしれません。

  • 沈黙があっても、気まずくない
  • 自分の話をじっくり聞いてくれる
  • 自分の考えを無理に変えさせようとしない
  • 会ったあとに、元気より「安心」が残る

たとえば、「会話がうまくいったかどうか」より、「またこの人に会いたいな」と自然に思えるかどうかを、自分に問いかけてみましょう。

 

 

自然体でいられる関係のつくり方

 

自分自身の“居心地のよさ”を知ろう

「自然体でいられる人を探す」と言っても、まずは自分が“どういうときに心が落ち着くのか”を知らなければなりません。

たとえば

  • 一人でいるときが好き?それとも誰かと話していたい?
  • 静かな場所が落ち着く?賑やかな場所が好き?
  • 自分の時間を大事にしたい?常に一緒にいたい?

こういった自分の性格や好みを知ることで、「どういう人と合うか」がわかってきます
これは、婚活だけでなく、人間関係全体にも役立つヒントになりますよ。

 

 

会話は「答え探し」ではなく「心のキャッチボール」

 

婚活の場での会話は、「正しい答え」を探すものではありません。
相手と気持ちをやりとりする“キャッチボール”のようなものです。

たとえば、「趣味は何ですか?」と聞かれて、「映画です」とだけ答えるのではなく、
「最近は昔の日本映画を見るのが好きで、『男はつらいよ』を観直しています」などと、少し具体的に話すと、会話が広がりやすくなります

逆に、相手が話しているときは、「へぇ、そうなんですね」と受け止めるだけでも、安心感を持ってもらえます

 

 

おわりに──無理しない関係が、未来を心地よくする

 

がんばらなくていい相手、気を使いすぎなくていい関係。
それは、「何もしないでいい」という意味ではなく、「自分を飾らずに、自然なままでいられる」ということです。

婚活においては、「条件のいい人」よりも、「一緒にいると心が和む人」を選んだ方が、長い人生を穏やかに過ごせます

「これでいいのかな?」と不安になったら、「この人となら、静かな日常を一緒に過ごせそうか?」という視点で考えてみてください

自然体のあなたが、一番魅力的です。焦らず、あなたらしい出会いを大切にしていきましょう。

 

次回は、シリーズ3回目をお届けします。お楽しみに!

 

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