震災から7年、ご縁を結ぶことをシンプルに考えたい

速いか遅いか震災から7年たった今日です。私がこのブライダルお仕事を始めて3年目に入りましたが、やはり、震災がきっかけになったとも言えるわけです。人とのつながりの大切さを再確認した出来事だったからです。家族のありがたさをこれほど感じた瞬間はありませんでした。家族は本当に大切でかけがえのない存在ではありますが、だからこそ適度な距離感は忘れてはいけないし、その距離感をとるのが実は一番難しいのも家族だからなのかもしれません。

婚活の前にまずは「親離れ、子離れ」できてるか考えてみましょう

昨日は親御さんからのたっての希望で、その息子さんにお会いしてきました。5日前に私はお母さまと別のカフェで2時間以上、結婚相談所の仕組みから、今までどんな実績があってどのような結果になったか、今現在どんな会員さんがどのくらい連盟の中にはいるかなどを丁寧にお話していました。そして、「是非、息子に会っていただきたい。息子を救ってください。」なんて私におっしゃる。でも、婚活するのは息子さんですから、お母さまがどんなに気に入っても、ご本人が気に入らなければ先へはすすめないということで、昨日、息子さんとの面談という運びになりました。


その息子さんといっても年齢は44才です。静かなカフェを指定され、お母さまと息子さんが先にお席についていらっしゃいました。息子さんは中肉中背で髪の毛も多めでなかなかの好青年でした。ちょっと神経質な雰囲気も漂っていましたが、それほど気にすることもないような、そんな雰囲気でした。ただお母さまは私と息子さんが話をしていてもたまにお話に入り込んできて、まるで小学生の息子を心配する母親という感じでした。本当はお母さまには来て欲しくなかったのです。息子さんと本音でしっかり話をしたかったから。でも、案の定、お母さまは相変わらずトンチンカンな意見を横から口出ししてきて、話が別の方向にいてしまいます。
「この人は本当に息子に結婚して欲しいって思っているのだろうか?」
そういう母親を制止せず、黙って聞いている息子も息子だけど。この日も2時間たっぷりお話して結局、後から「息子は過去の婚活の傷をいまだに引きずっていて、今回も前回と同じようなシステムみたいなので、本当にごめんなさい。。。」といってその日のうちにお母さまがお断りしてきました。
「はあ、やらないんですね。お母さまではなく、息子さんにご連絡していただきたかったですね。」と思わず言ってしまった私でした。結婚の前に「親離れ、子離れ」できていない人は本当に深刻。子供からはできないから、やはり母親がしっかりしないといけないんだね。息子を愛しているつもりで、実は自分のエゴに取りつかれていたりするのが自分ではわからないところが母親の怖いところ。永遠のテーマかもしれません。私も修行が足りないわ(笑)