【課題の分離】恋人との関係でモヤモヤしたとき【考え方】

幸せな結婚を目指して活動していると、喜びやお悩みなど、さまざまな物語に出会います。

 

日本全国でご縁をつなぐ縁活サロンネットワークでは、今まで出会った物語の中で共通するパターンや内容を整理してブログでお届けしております。

 

前回の「【理想のパートナーシップとは】お付き合いまでの道のり【女性編】」では、主に女性心理を中心に以下の内容をお伝えしました。

 

  • 自己肯定感が低い原因と依存的な恋愛
  • 「私を幸せにしてくれそうな人」を求めなくてよい
  • 2人でいても1人でいるような自由があって2人でいる安心感もある
  • 距離感を上手く保ちお互いを尊重することが大切

 

今回の「【課題の分離】恋人との関係でモヤモヤしたとき【考え方】」は、恋人との関係をはじめとする、人間関係でのモヤモヤに焦点を当ててお伝え致します。

 

目次

【課題の分離】

 

<アルフレッド・アドラー

 

課題の分離という考え方があります。

これは、オーストリア出身の心理学者・精神科医であるアルフレッド・アドラー氏が提唱した思考法のことです。

 

氏は、人間関係における悩みは、すべて対人関係の悩みであると言ったことでも有名な人物です。

 

 

<課題の分離とは>

 

アドラーが提唱した「課題の分離」とは、

人間関係で悩みや問題が発生したとき

「自分の課題」=(自分でコントロールできること)と「相手の課題」=(自分がコントロールできないこと)に仕分け(=分離)して考えるというものです。

 

仕分け(=分離)とは、自分と相手の間に境界線を引くことです。

 

そして、「介入(自分と相手の間に引いた境界線を踏み越えること)」と「援助(求められた相手の課題に対して、アドバイスやサポートを行うこと)」の概念を組み合わせて考えることで、人間関係をスムーズにしようというものです。

 

 

【人間関係でモヤモヤしたとき】

 

「ケンカをするたびに彼がLINEを既読スルーしたまま連絡が取れなくなります。

いつもは3日くらい経って、こちらから連絡すると返信が来るのですが、

今回は1週間も既読スルーされています。

私は嫌われてしまったのでしょうか?」

 

このような不安な気持ちになったことのある人は多いはずです。

 

 

【課題の分離で考えてみる】

 

このモヤモヤを課題の分離で考えてみたいと思います。

 

<課題の分離>

 

まず、ケンカはどちらか一方が悪い訳ではありません。

さらにいうと、彼がLINEを1週間も既読スルーにする理由にはなりません。

本来は、ケンカをしても話し合いを重ねて解決していけばいい話なのです。

 

もう少し掘り下げて、「課題の分離」で考えてみましょう。

「ケンカをして既読スルー」なのは、彼(=相手)の課題です。

自分がコントロールできないことなのです。

 

そのため、

彼の既読スルーに対して、

「私のせいだ」

「どうすれば彼が連絡をくれるようになるだろう」

と、彼女が悩む必要はないのです。

あくまで、既読スルーなのは彼の問題なので、彼女はどうすることもできません。

 

不機嫌になって連絡をしないのは彼の課題なので、

「私は愛されていないのだ」と落ち込む必要はありません

 

さらに言うと、「私は愛されていないのだ」と落ち込むのは、彼女の課題でもあるのです。

そのため、「全部自分が悪いんだ」と落ち込んで、不安を募らすことがあった場合は、

相手との間に境界線を引けていない(分離できていない)とも言えます。

 

 

<援助と介入>

 

もし、彼が不機嫌になって既読スルーするクセがあるのは、

ひどい言葉を書いてしまうのを防ぐためだったと説明した場合はどうしましょう。

 

これは彼の課題(=アンガーマネジメント)です。

 

この場合は、解決に向けて、

援助(求められた相手の課題に対して、アドバイスやサポートを行うこと)を含めて、

話し合いを重ねて解決していけばいいのです。

 

ですが、あくまで既読スルーは彼の課題なので、

どうにかして、(自分にとって好ましい)彼の変化を期待して、彼を変えようとした場合、

介入(自分と相手の間に引いた境界線を踏み越えること)となって、

彼との人間関係をより悪くしてしまうので気を付けたいですね。

 

 

<自分に「幸せの許可」>

 

彼が既読スルーをして連絡が取れないと、

会えない寂しさはありますが、

こんなときこそ「自分がご機嫌になれること」をして過ごしましょう

是非、自分に「幸せの許可」をあげてください。

 

そのうちに彼から連絡が来たら対応すればいいし、

来ないのであれば別れを検討するまでのことです。

 

あくまで、誰の課題なのかを明確にして境界線を引くことが大切なのです。

 

自分に「幸せの許可」をあげる方法として「【重要】言葉と時間が大切-幸せマインドの作り方【幸せの許可】」を参考にしてみてくださいね。

 

とはいえ、誰の課題なのかよくわからなくてモヤモヤすることがあります。

そのようなときは、第三者に聞いてもらうのも1つの手です。

占星術では日常生活は「月」で見ていきます。実はこの「月」は、一時的に痛んでいることがあるのです。

 

もし気になる方は、ホロスコープ無料診断をチェックしてみてくださいね。

 

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人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

 

ここまで恋愛について、一例をお伝えしてきました。

 

アドラーの人間の悩みは、すべて対人関係の悩みであるという言葉は、多くの部分で当てはまると思います。

 

例えば、浮気・不倫、男女関係、親子関係、上司と部下、取引先との関係、介護、ご近所付き合いなど、あらゆる場面において、

課題の分離を考えてみることで、モヤモヤ解消の糸口が見つかる可能性があります

 

 

自分に対する「ポジティブな口癖」

 

自分の課題に向き合うときは、自己肯定感が大切になってきます。

 

自己肯定感を上げる方法の1つに、自分に対する「ポジティブな口癖」(=アファメーション)があります。

 

詳細は、以下のブログを参考にしてみてくださいね。

婚活の味方-アファメーションと自分ノートのススメ-

 

もしアドラー流なら、自分に対する「ポジティブな口癖」は以下の言葉になると思います。

「暗い」のではなく「優しい」のだ。

「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。

「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のだ。

 

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

 

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