幸せな結婚を目指して活動していると、幸せやお悩みなど、様々な物語に出会います。
日本全国でご縁をつなぐ縁活サロンネットワークでは、今まで出会った物語の中で共通するパターンや内容を整理してブログでお届けしております。
今回は、結婚・恋愛・婚活・ロマンスなどの詐欺についてお伝えします。
目次
【恋愛や結婚で詐欺に?】
時折ニュースで、「国際ロマンス詐欺で起訴」「結婚詐欺、〇〇万円被害」などというタイトルを見かけます。
このような記事を読むと、老若男女誰もがドキリとしますよね。
恋愛や結婚を悪用している点で、身近な問題といえそうです。
【どのような場合が詐欺?】
調べると、刑法第246条にある詐欺罪の条文は以下のように記載されていました。
(詐欺)
第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
出典:e-Govポータル (https://www.e-gov.go.jp)
詳細は専門家に譲りますが、端的に言うと、ニュースで見るような、だまされた被害者が財産を渡すことといえます。
【詐欺のパターン】
被害者への取材などを読むと、
1.愛情表現や結婚の意志をほのめかす(結婚したら〇〇に住もう、子供は〇人が良いな など)
2.被害者は結婚するものだと信じ込んでしまう
3.トラブル発生(借金、親の病気、仕事の失敗、投資話、結婚式費用など)で金銭を要求されて渡してしまう
4.ある日連絡が取れなくなる
という、1~4の順番で行われるパターンが多いようです。
【詐欺師の特徴は?】
よく語られるイメージは以下のような特徴があります。
・容姿端麗(ハンサム、美人などの美形)
・人柄が良い(優しい、慎ましい、柔和など)
・年収や学歴が高い、社会的地位が高い
こんなに素敵な人と出会って愛をささやかれたら、舞い上がりそうですね…
【詐欺師とどこで出会うのか?】
ニュースを読む限り、婚活サービス(マッチングアプリ・SNS・婚活パーティー・婚活サイトなど)を通じて出会うケースが多いようです。
実際の被害は数万人に1人だったとしても、実例があるのですから気を付けるに越したことはありませんよね。
【どうして被害に遭ってしまうのか?】
オレオレ詐欺などにも言えることですが、よくニュースで見ている事件なので内容そのものは知っているはずです。そして対処法も知っている場合が多いと思います。
にもかかわらず被害が後を絶たない原因の1つに「認知バイアス」が関係していると言われています。
「バイアス(bias)」は、考えや行動が偏っている状態や原因のことを指しており、思い込みで意思決定をしてしまうのが「認知バイアス」です。
被害者のインタビューで「おかしいと思っていた」「何かが違うような気がした」という話が出てきますが、それでも相手を信じて金品を渡す行動を起こした結果、被害に遭っているのです。
これは「確証バイアス」という自分が信じたい情報だけを集めて、都合の悪いことは無視してしまう現象と言えそうです。
さらに、災害で多く聞く言葉で「自分は大丈夫だと思った」と危険を過小評価する「正常性バイアス」も働いていると言われています。
このバイアスは、人間の誰もが持っているもので、その性質を利用した広告やデザインなどがメディアで頻繁に用いられ、また日常生活の会話でも散見されています。
【被害に遭遇しないためには?】
対処法1:お付き合い編
- 金品を渡さない
- 可能なら名刺をいただいて、本当か確認する
- 身分証明、住所、電話番号、職場など複数の確認・連絡先を聞いておく
- 親族に合わせてもらう(嫌がる場合が多い)
- 写真を撮らせてもらう(足がつくので嫌がる可能性あり)
- 安易に婚前交渉をしない(美人局というケースがあるため)
対処法2:結婚相談所編
- 入会審査がある(「独身証明書」「本人確認書類」「収入証明書」など)
- 契約内容が明確な会社を選ぶ
- 料金が明朗な会社を選択
- クーリングオフが明記されているか確認
- 中途解約の記載を確認
- 契約書等に「特定継続的役務提供」に定められる事項が記載されているか確認
対処法3:怪しいと思ったとき編
- 信頼できる人に相談する
- 結婚相談所のカウンセラーに相談する
- 考える時間を求める(考えさせないパターンが多い)
- 「借用書」を求める(嫌がる場合が多い)
上記のような対処法が一般的です。これら複数を実践するだけでも未然に防げる可能性は高くなると思います。
また、詐欺師は信用してもらう必要があるので、とても聞き上手だと言われています。
そのためコミュニケーション能力を磨いて、多くの人と会話することで違和感のある話などに気付きやすくなる可能性があります。
運は人を通してやってきますので、いろいろな人と親交を持つことは、今よりももっと人生を豊かにしてくれそうですね。
そして先述の認知バイアスを防ぐために、普段から先入観で判断しない方法を持っておくと良いと言われています。
具体的には
・明確な判断基準を持っておく
「人気」「注目」などで選ばず、比較検討や選択理由を明確にします。
・因果関係を確かめる
情報収集を行って因果関係を分析し、イメージや気分ではなく、できるだけ統計データなど一次情報を確認します。
(SNSなどは関連の高いものが表示される仕組みなので、バイアスを強化すると言われています。アプリ利用の際は気を付けるのも対処法の1つです)
・信頼できる人や組織に相談する
自分にない視点をもらえる可能性があるため、判断しやすくなります。
【だまされやすい人っているの?】
残念ながら、詐欺師がターゲットにする人物がいるようです。
国際的には、日本人は被害にあっても届け出ないのでカモになりやすいと言われていますね。
また、心の底で「自分なんてダメだ」と思っている人も注意が必要です。なぜなら嫌いな自分の判断に従った行動ができないため欲求が満たされず、葛藤を抱え続けることになった結果、次第に判断力が低下していくからです。そのようなときに信じたいことが聞こえてくると、だまされてしまうと言われています。
それ以外には、以下のような人物が挙げられます。
- 寂しがり屋(人と同じでなければ不安なタイプ)
- 自分で決断できない(「酔っていたから」など、言い訳がある状況でだまされるタイプ)
- 焦ると思考停止する(冷静な判断ができず「安心」にだまされるタイプ)
- お人好し(世話好きで過保護になりがちなタイプ)
- めんどくさがり屋(「楽して〇〇」に弱いタイプ)
このような傾向が強い人がだまされるケースが多いようです。
自分はどのような傾向があるのか、信頼できる人に聞いてみると良いかもしれません。
ここまで詐欺のパターンや傾向、だまされやすい人の特徴などについてお話してきました。対処法などをご参考にしながら、素敵なご縁に恵まれますよう心から願っております。
なお、だまされやすさは、実は、ホロスコープの「海王星」と「月」をみると分かりますので、気になる方はホロスコープ無料診断をチェックしてみてくださいね。
【信頼関係は一朝一夕にはできないと認識する】
ここまでお読みいただき、お気づきの方もおられるかもしれませんが、「信頼できる人に相談」という言葉を何度か記載してきました。
結婚や恋愛の詐欺に限らず、だまされる、ウソをつかれるなどは人との関係の中で起こることです。
そうだとすると、ウソのない相談し合える人間関係というのは、どれほど貴重なものでしょう。
ただ、そのような信頼関係を築くには一朝一夕ではできません。
是非、人としっかり向き合ってお付き合いし、信頼関係を作っていきたいですね。
そのためには、自分を知って、理解して、整っておく必要があります。そのためには自己受容をすると同時に、コミュニケーションをしっかりとれるようになれたら素敵ですよね。
信頼関係を築くために「自分の気持ちの伝え方」や「自己開示で信頼関係を築く」も参考になると思いますので、リンクをたどってみてください。
また、信頼は言葉以外でも醸成される部分があります。
例えば積極的な仕事の取り組みなどは、見ていて気持ちが良いですよね。
最初は「なんか良いな!」から始まるストーリーがあるかもしれません。
気になる方は「仕事も楽しんだほうが、婚活はうまくいく?」をご覧くださいね。
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